焼き場の少年
2008年 06月 03日
テルが授業で大切なことを学びました
授業は1枚の写真から始まりました
写真の題は「焼き場の少年」
ジョー・オダネルというアメリカ空爆調査団の公式カメラマンが
1945年9月に被爆直後の長崎の写真を撮影した写真です
ジョー・オダネルが「焼き場の少年」を撮影したときの解説をしています
佐世保から長崎に入った私は、小高い丘かの上から下を眺めていました・・・
10歳くらいの少年が歩いてくるのが見えました。
おんぶ紐をたすきにかけて、幼子を背負っています。
・・・しかし、この少年の様子ははっきりと違っています。
重大な目的を持ってこの焼き場にやって来たという強い意志が感じられました。
しかも足は裸足です。
少年は、焼き場の淵に、5分か、10分も立っていたでしょうか。
白いマスクをした男達がおもむろに近づき、ゆっくりとおんぶ紐を解き始めました。
このとき私は、背中の幼子がすでに死んでいることに初めて気がついたのです。
男達は幼子の手と足を持つとゆっくりと葬るように、焼き場の熱い灰の上に横たえました。
まず、幼い肉体が火に溶けるジューっという音がしました。
それから、まばゆい程の炎が舞い上がりました。
真っ赤な夕日のような炎は直立不動の少年のまだあどけない頬を赤く照らしました。
そのときです。
炎を食い入るように見つめる少年の唇に血がにじんでいるのに気がついたのは。
少年があまりにきつく噛みしめているため、唇の血は流れることなく、
ただ少年の下唇に赤くにじんでいました。
夕日のような炎が静まると、少年はくるりときびすを返し、沈黙のまま焼き場を去っていきました。背筋が凍るような光景でした。
テルの担任の先生はこの少年の気持ちを思い、涙が出たそうです。
テルもこの授業で
写真を見て何を見ているのかと思いました。
それが焼き場だったとは、びっくりしました。
もう、戦争はなくなってほしいです。
という感想を書いてました。
命の尊さ、平和の大切さを授業で教えてくださった先生に感謝します
子どものうちから平和の種を心に蒔いて育てていくことって大切だと思うんです
テルは随分ショックで戦争の恐怖を垣間見れたようです
私もこれを読んで戦争の悲しさ、悲惨さを思いました
少年はどんな気持ちで小さな兄弟の弔いをしたんだろう・・
母として、本当に切なくなり涙が出てきてしまいました
以前焼いたホシノ酵母で焼いた丸パンでほっこりして下さい
授業は1枚の写真から始まりました
写真の題は「焼き場の少年」
ジョー・オダネルというアメリカ空爆調査団の公式カメラマンが
1945年9月に被爆直後の長崎の写真を撮影した写真です
ジョー・オダネルが「焼き場の少年」を撮影したときの解説をしています
佐世保から長崎に入った私は、小高い丘かの上から下を眺めていました・・・
10歳くらいの少年が歩いてくるのが見えました。
おんぶ紐をたすきにかけて、幼子を背負っています。
・・・しかし、この少年の様子ははっきりと違っています。
重大な目的を持ってこの焼き場にやって来たという強い意志が感じられました。
しかも足は裸足です。
少年は、焼き場の淵に、5分か、10分も立っていたでしょうか。
白いマスクをした男達がおもむろに近づき、ゆっくりとおんぶ紐を解き始めました。
このとき私は、背中の幼子がすでに死んでいることに初めて気がついたのです。
男達は幼子の手と足を持つとゆっくりと葬るように、焼き場の熱い灰の上に横たえました。
まず、幼い肉体が火に溶けるジューっという音がしました。
それから、まばゆい程の炎が舞い上がりました。
真っ赤な夕日のような炎は直立不動の少年のまだあどけない頬を赤く照らしました。
そのときです。
炎を食い入るように見つめる少年の唇に血がにじんでいるのに気がついたのは。
少年があまりにきつく噛みしめているため、唇の血は流れることなく、
ただ少年の下唇に赤くにじんでいました。
夕日のような炎が静まると、少年はくるりときびすを返し、沈黙のまま焼き場を去っていきました。背筋が凍るような光景でした。
テルの担任の先生はこの少年の気持ちを思い、涙が出たそうです。
テルもこの授業で
写真を見て何を見ているのかと思いました。
それが焼き場だったとは、びっくりしました。
もう、戦争はなくなってほしいです。
という感想を書いてました。
命の尊さ、平和の大切さを授業で教えてくださった先生に感謝します
子どものうちから平和の種を心に蒔いて育てていくことって大切だと思うんです
テルは随分ショックで戦争の恐怖を垣間見れたようです
私もこれを読んで戦争の悲しさ、悲惨さを思いました
少年はどんな気持ちで小さな兄弟の弔いをしたんだろう・・
母として、本当に切なくなり涙が出てきてしまいました
以前焼いたホシノ酵母で焼いた丸パンでほっこりして下さい
by makuro-kazoku | 2008-06-03 14:09 | 子供たち